スポーツ用義肢装具の紹介
1.はじめに
こちらで紹介している「スポーツ用義肢・装具」については、障害者総合支援法などの公的制度を利用して製作をすることは出来ません。製作する場合は全額自己負担となりますのであらかじめご承知おきください。
2.種類の紹介
義足
左:左から疾走用下腿義足・大腿義足・股義足。通称板バネと呼ばれる特殊な形状の足部が取り付けてある。
真ん中:左が日常用下腿義足、右が疾走用下腿義足。疾走用は日常用よりも少し義足長を長く設定している。
右:プロハイジャンパーで右下腿義足の鈴木徹選手。
左:水泳用下腿義足を装着して、スキューバーダイビング。
右:水泳用はレバーを引くだけでつま先が下を向く。
北京パラで自転車を漕ぐ両足下腿義足の藤田征樹選手。ペダルと連結できるように特殊加工されている。
バンクーバーパラに世界で唯一、大腿義足でクロスカントリーにエントリした左大腿義足の瀧上選手。任意の角度で膝を固定できる。
北京パラにボートで出場した右下腿義足の濱田美穂選手。防水加工を義足に施している。
高跳びの助走時にカーブを走る鈴木徹選手のために改良を施したスパイク。
義手
北京パラに出場した右前腕義手の多川知希選手。スタート時の安定感が増した。
バンクーバーパラに出場した左前腕切断の太田渉子選手。トレーニング時に義手を使用。
第2・3・4指欠損の高校球児。送球する際に用いる。
装具
短距離走者で左上肢機能全廃の羽根裕之選手。疾走時に装具で肘関節を任意の角度で固定。
義足アスリートは健側の保護にも十分気を配る必要がある。健側のインソールは必須。