2012年
センターの利用者に対する支援
はじめに
待ちに待った、ロンドン2012パラリンピック競技大会(第14回夏季大会)が開会されます。4年に一度の障害者スポーツの祭典が、これまで以上に盛大に催され、日本代表選手のお一人お一人のご努力が結実されることを、心から期待しております。
以下に、当センターを利用されている方々のうち、大会に出場される方々の出場日時等をご案内いたします。
開催要項
開催日程 | 2012年8月29日(水)~9月9日(日) 12日間 |
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開催地 | イギリス ロンドン |
参加国 | 160カ国・地域 |
参加規模 | 20競技、503種目 |
※引用 日本障害者スポーツ協会HP
http://www.jsad.or.jp/paralympic/12london/london_gaiyo.htm
ロンドンパラリンピック出場選手達
陸上競技
鈴木 徹さん
出場種目及び日時(以下、日本時間)
9月6日(木) 4×100mリレー | 6:32 | 決勝 |
9月9日(日) 走高跳 | 3:10 | 決勝 |
切断部位等
右下腿義足。
高校卒業直前に事故で右足下腿を切断。
その他
1999年に初めて当センターへ来所し、下腿義足を製作。
リハビリの一環で走高跳びを始めるも、わずか3ヶ月でシドニーパラリンピック標準記録(1m73cm)を突破。シドニー・アテネ・北京パラリンピックに3大会連続出場入賞。2006年には2m00cmを越え、義足選手としては世界で2人目となる2mジャンパーになる。
2009年より大学ハンドボール部監督に就任。指導者と競技者の両立を行っている。
佐藤 真海さん
出場種目及び時間(以下、日本時間)
9月2日(日) 走幅跳 19:00 決勝
切断部位等
右下腿義足。
骨肉腫により右足下腿を切断。
その他
2003年に初めて当センターへ来所し、下腿義足を製作。
治療とリハビリを経て、女子では初の義足アスリートとして、アテネ・北京パラリンピックに出場。2012年UAEにて、走幅跳びで自己ベストを更新。今後も記録更新に期待したい。
自転車競技
藤田 征樹さん
出場種目及び時間(以下、日本時間)
8月30日(木) | トラック男子個人 c1-2-3 1km |
22:00 | 決勝 |
8月31日(金) | トラック男子個人 c3追い抜き |
19:50 | 予選 |
9月1日(土) | トラック男子個人 c3追い抜き |
0:35 | 決勝 |
9月5日(水) | ロード男子個人 c3タイムトライアル |
18:30 | |
9月6日(木) | ロード男子個人 c1-3ロードレース |
22:30 |
切断部位等
両側下腿切断。
大学進学後に事故にて切断。
その他
2005年、当センターに日常用義足製作のため来所。同年、トライアスロン競技を行うため、スイム・バイク・ランの3種類の義足を当センターで製作し、競技に挑戦した。翌年、ニュージーランドで開かれたアイアンマンレースに参加。無事完走し、アイアンマンとなる。
その後、自転車競技会に参加実力が認められ、日本代表となる。2009年世界大会の1000mタイムトライアルで優勝し、世界チャンピオン(アルカンシェル獲得)となる。2012年現在、ロンドンパラリンピック日本代表候補選手として活躍中である。
シッティングバレー
シッティングバレーとは、床に下半身の一部を常に接触させたまま行う6人制バレーボールのことであり、立ち上がりや歩くことは禁止されている(レシーブの際は短時間のみ離床が許される)。
ネットの高さは男子1.15m、女子1.05m、コートの広さは5m×6mとなっており、障害者だけでなく健常者も楽しめるスポーツとなっている。
1980年にパラリンピックの正式種目となり、今回のロンドンパラリンピックでは、当センターの利用者から齊藤 洋子さん、藤井 順子さん、坂本 はるみさん、長田まみ子さんの4名の選手が日本代表の有力候補として注目されている。
出場種目及び時間(以下、日本時間)
女子予選グループA | ||
第1戦 9月1日(土) | 3:00 | 対オランダ |
第2戦 9月3日(月) | 3:00 | 対イギリス |
第3戦 9月3日(月) | 24:00 | 対ウクライナ |
※9月5日以降~順位決定戦 |
技術面のサポートを行っている選手
陸上競技
山本 篤さん
出場種目及び時間(以下、日本時間)
9月1日(金) 走幅跳び | 3:30 | 決勝 |
9月1日(土) 200m | 18:42 | 予選 |
20:27 | 決勝 | |
9月6日(木) | 6:32 | 決勝 |
9月7日(金) 100m | 18:12 | 予選 |
9月8日(土) 100m | 5:48 | 決勝 |
切断部位等
左大腿義足。
高校時代に事故によって左足を大腿から切断。
その他
義肢装具専門学生時代に陸上競技に出会い、その後体育大学に進学。100m、走幅跳で日本記録を更新し、欧州選手権の走幅跳で銅メダル獲得。北京パラリンピックで銀メダルを獲得。
その後も、広州2010アジアパラ競技大会、2011年世界選手権をはじめ、多くの国際大会でメダルを獲得している。
高桑 早生さん
出場種目及び時間(以下、日本時間)
9月2日(日) 100m | 5:24 | 予選 |
9月2日(日) 100m | 20:28 | 決勝 |
9月2日(日) 跳躍 | 19:00 | 決勝 |
9月5日(水) 200m | 19:12 | 予選 |
9月7日(金) 200m | 5:18 | 決勝 |
切断部位等
左下腿義足。
骨肉腫により左足下腿を切断。
その他
高校時代は陸上部に所属し、大学進学後は体育会競走部に所属。2009年のアジアユースパラでは100m、走幅跳びで金メダル獲得。2010年の広州アジアパラでは100mで銀メダル。2011年9月のジャパンパラリンピックでは100mで初の13秒台となる13秒96をマークし、日本記録に0.12秒に迫った。
車いすレーサー
土田 和歌子さん
出場種目及び時間(以下、日本時間)
8月31日(金) | 5,000mトラック | 18:00 予選 |
9月2日(日) | 5,000mトラック | 20:34 決勝 |
9月9日(日) | 女子マラソン | 19:30 決勝 |
切断部位等
脊椎損傷。
高校時代に事故によって脊椎損傷後、車いす生活になる。
※当センターでは車いす競技用グローブを製作。
その他
1993年アイススレッジの講習会に参加したことがきっかけで、3ヶ月後に迫っていたリレハンメルパラリンピックに急遽出場。
長野パラリンピックでは金メダル2個、銀メダル2個、計4個のメダルを獲得。また、1996年頃から陸上競技にも挑戦し、アテネパラリンピックでは、5000mで金メダルを獲得、日本人初の夏冬パラリンピックでの金メダリストとなった。