8日にもちつき会がありました。保育士からの出し物『鏡もちってなぁに?』からもちつき会がスタートしました。各保育室やご家庭などにも飾られている鏡もちを見たことはあるけれど、鏡もちって何?と言われるとちょっぴり難しい・・・。そこで子ども達に分かりやすく知らせるために、クイズ形式にして2択から正解を考えてもらいました。

☆第一問:「どうして鏡餅を飾るの?」

A:幸せを運んでくれる神様をお迎えするため。

☆第二問:「鏡もちの上にのせるのはみかんだけ?」

A:昆布や柿を飾ることもある。柿には「幸せをかき集める」という意味があって縁起が良いものとして飾られる。

ちなみに、みかんではなく、〝だいだい〟という果物で、みかんよりも大きくて酸っぱい。

☆第三問:「鏡もちが二段になっているのは?」

A:月と太陽⇒陰と陽を表している。

☆第四問:「鏡もちはなぜ丸い形をしているの?」

A:鏡もちの丸い形が神様の鏡に似ているから。三種の神器の一つで、丸い形には幸せの意味がある。

※どの回答にも色々な他の説もあります。

クイズを楽しんだ後は、もちつきのスタート!

蒸しあがったもち米が運ばれてきて、まずは園児のおじいちゃんにご協力いただき、体重をかけて杵でぐいぐいと潰してもらいました。子ども達は興味津々!!のぞき込むようにして見ていましたよ。

もち米の形が崩れ、つぶし終えるといよいよもちつきが始まり、おじいちゃんが杵を持ち上げるのと「よいしょ~」と子ども達も大きな声で応援してくれました。おじいちゃんの力強くかっこいい姿に「すご~い!」と言う声も聞こえてきましたよ。

ここからは0歳児さんから順番にもちつきをしました。

初めての体験となった子も多かったかなと思います。少し緊張気味な表情を見せる子や、楽しそうに微笑んでいる子など、子ども達の表情は様々。

もちつき後、3歳未満児のクラスでは手作りの杵と臼でもちつきごっこも楽しみました。段ボールで作られた杵なので軽いこともあり、おじいちゃんが見せてくれたもちつきの姿を真似て、上手にぺったんぺったんと楽しんでいました。

3歳以上児ともなると、一人で杵を持ち上げて力強くもちつきする姿が見られ、杵を持ち「重た~い!」と言う子もいましたが、自分で餅をつく楽しさを味わっている様子でした。

翌日の連絡帳では、「去年より杵が重たくなかったと子どもが言っていて、成長を感じました」「去年の写真は先生と一緒だったのに、今年は一人でついているのを見て頼もしく思いました」などのコメントをいただきました。園内の行事ではありますが、保護者の方にお子さんの成長を感じていただける機会になったことが伺えて私たち保育士も嬉しく思いました。

みんなでついて出来上がったお餅は、後日、かきもちにしていただく予定です!

文責 金野