11月29日(水)、福井東消防署の消防士さんに来ていただき、総合防災訓練を行いました。
まずは避難訓練の様子を見ていただきました。
給食室から出火の想定で、非常ベルが鳴ります。毎月避難訓練を実施しているので、子ども達はすぐに保育室内の非常口(▼印の窓)に集まることができていました。
避難指示の放送を聞いて遊戯室へ集まる際には、ハンカチや手で鼻と口をおおったり、低い姿勢になったりして煙を吸わないようにしながら歩きます。
全員遊戯室へ集合し、園児数の確認を行ったら避難完了です。
一連の流れを見ていた消防士さんから、「今まで見てきた園の中で一番上手!お(おさない)・か(かけない)・し(しゃべらない)の約束がしっかり守れていました。」と褒めていただきました!とっても嬉しそうな子ども達でしたよ。
消防士さんからは、「みんなはお家の消防士さんだよ。お家の人に今日あったことをお話してね。そして料理の火やタバコの火など、お家でも気を付けようね」とお話があり、「はい!」と元気に返事していました。
次に、全職員が順番に消火器を使って消火訓練を行いました。消火器を使う際には、自分の逃げ道を確保すること・風向きに注意することを教えていただきました。
担任の先生達が「火事だー!」と知らせてから練習用の消火器で火を消す様子を、「がんばれー!!」とみんな一生懸命応援してくれましたよ。
その後、順番に様々な体験をしました。
【煙の体験】
煙(体に害の無いもの)でいっぱいになった保育室内を一周します。「前が見えない」「暗い」とちょっとドキドキしながらも、2~5歳児が体験し、煙の怖さを知ることができました。
【防火服試着】
3~5歳児が子ども用の防火服を着ました。本物の防火服はとっても分厚くて重いと聞き、驚く姿が見られましたよ。
【消防車見学】
園舎前のJR駐車場にて全園児が順番に消防車の見学をする予定でしたが、この日はあいにくの雨…。しかしせっかくの機会なので、0~3歳児は園の玄関から見ることにしました。
少し距離がありましたが、消防士さんが警告灯を光らせてくださり、「わぁ!!光った!」と大喜びの子ども達でした。
4・5歳児は、傘をさして駐車場へ行き間近で見学することができました。
消防車には火を消す車、人を助ける車などいろいろな種類があること、消防車の中にあるホースを使って火を消すことなど教えていただき、最後にはサイレンの音も少しだけ聴かせてもらいました。「この音が鳴っていたら、火を消しに行くところだからみんなは道を空けてね」と消防士さんと約束しましたよ。
5歳児さんは特に関心高く、「火事になる原因は何?」「消防士さんは何分で防火服に着替えるの?」など、積極的に質問していました。
今回の活動を通して、防災への意識が高まったり、火事や煙の恐ろしさなどを知ったりする良い機会となったのではないかな…と思います。
文責:坂後