インフォメーション

こうさい療育セミナー

2016年度 第28回こうさい療育セミナー

終了しました。
次回「第29回 こうさい療育セミナー」の開催内容は2017年11月上旬頃にお知らせいたします。

開催要項
1. 要 旨  当セミナーは、弘済学園開設35周年を記念し、その開催を始め、今回で第28回目を迎えます。これまで多岐にわたる実践的テーマを軸に、参加者と各々の立場からの実践と知見とを分かち合う場として、回を重ねて参りました。各領域・各分野で期待される将来展望を切り拓く一助になることを願い、本セミナーを開催いたします。
2. テーマ

「『縦横連携』の実践的取り組み ~ さまざまな支援形態を通して ~」

 2014年に打ち出された「今後の障害児支援の在り方について」には、「地域における『縦横連携』の推進」が唱われています。しかし、「縦横連携」の推進は、決して児童期に限った方向性ではありません。「ライフステージに応じた切れ目のない支援(縦の連携)」と「保健、医療、福祉、保育、教育、就労支援等とも連携した、地域支援体制の確立(横の連携)」は、青年期から成人期までも保障されるべき、大切な支援の視点でもあります。
 今回の分科会構成は、幼児期の早期療育から、学童期・思春期・青壮年期における支援、就労定着支援、相談支援、職員研修までを網羅した、多角的な「縦横連携」の実践事例で組み立てました。
 地域のさまざまな社会資源、さまざまなライフステージに対応する支援に携わっている多くの方々に是非ご参加いただき、縦横連携の実際に関わる活発な情報交換をお待ちしております。

3. 主 催 公益財団法人鉄道弘済会
4. 日 時 2017年2月3日(金)9:00~16:00
5. 会 場 公益財団法人鉄道弘済会 総合福祉センター「弘済学園」(神奈川県秦野市)
6. プログラム

(1)開会 主催者挨拶 9:00~ 9:15

(2)療育支援公開 9:15~11:30

(3)分科会 13:00~16:00

 ※分科会につきましては、お申し込み時にいずれかをご選択ください。

第一分科会
「幼児期のテーマと、児童発達支援センター『すきっぷ』が提供していきたいもの」
 近年、保育の場において「気になる子」、「発達障害」といわれる子どもたちが増えているということを耳にします。早期療育の意義や重要性が説かれ、その支援対象や内容としても、障害の確定している乳幼児への「療育」から、障害の確定されていない乳幼児に対象を広げた「発達支援」へ、という概念に広がってきているようです。そのような流れにある今、『児童発達支援』ということばをあらためて考えるとき、幼児期のテーマとは何か、児童発達の目標とは何かを今一度自らに問い、そこに軸を置いた支援がなされていくことの必要性を思います。
 本分科会では、幼児期の発達・支援をあらためて考える機会を持ち、今年度5月に開所した「すきっぷ」での8か月の支援実践を紹介したのち、参加者どうしの情報交換・意見交換の場を持ちながら、ともに考える機会とします。
第二分科会
「地域での生活が困難になった重度自閉症児への集中療育(短期間の施設入所支援)」
 家庭でのパニックにより養育困難になった、中学生年齢の女子利用者Aさん。家庭でも学校でも他害行動が頻発していた、小学校高学年の男子利用者Bさん。それぞれ地域での生活が困難となり、集中療育(短期間の施設入所支援)を開始した2つの事例を取り上げます。施設入所支援という24時間の支援体制の中で見えてきた課題行動に対して、アセスメント情報をもとに分析し、課題整理と行動改善に向けて支援を重ねてきた経過について報告します。また、その中で大切なチーム支援についても検討します。
第三分科会
「行動障害を見せる方への支援を通して ~実践から学んだ行動障害支援のポイント~」
 行動障害は、育ちの中で適切な関わりや環境が得られなかったことにより派生する二次的な障害です。また、個々の特性や能力、気持ちの育ちに応じた支援でなければ、適切なものとはなりえず、かえって状態が崩れたり、支援が困難になったりすることも少なくありません。
 行動障害を見せる方たちに対して、有効とされる支援方法は、これまでの発表などでいくつも挙げられてきています。今回の発表では2事例を取り上げ、支援経過を整理し、有効だった支援、行動障害支援の「勘どころ」として押さえておくべきものについて検討します。
第四分科会
「運動プログラム・音楽プログラムから生きる力を育むアプローチ」
 弘済学園では、昭和46年より体育・音楽(当園では「音感」と称しています)を療育体系の一部に組み込んできました。障害特性や育ちの歩幅を踏まえて目標を設定し、そのためのステップを試行錯誤しながら細かに刻み、構造化された展開の中で一人ひとりの育ちに向けたアプローチを重ねています。
 知的障害をはじめとする重い発達障害の人たちのプログラムへの参加やそこからの獲得は、障害の特性、行動の特徴、理解力、嗜好等々の本人像をどのように捉え、適正な目標を設定し、そのための方策を組み立て、実施し評価するという作業が欠かせません。メニューの企画はもとより、こうした支援者のアプローチのあり方が本人の育ちに大きく作用すると考えます。
 本分科会では、「体育」・「音感」というプログラムを通して、これまでの支援からどのように学び、見直し、活かしてきたかという支援者のアプローチのあり方について、利用者の変容とともに報告します。
第五分科会
「豊かな暮らしを実現するための青年期療育 ~対人関係を深め社会性を育む~ 」
 職員との共感関係を深めることによって対人関係が変化し、社会性に広がりを見せはじめている男性利用者Aさんを取り上げます。Aさんは、高等部在学中、多動性やもの投げなどの衝動性、聴覚の過敏さが強く、当園の集中療育(有期限の施設入所支援)を10か月間利用しました。卒業後、在宅で生活しながら、当園の生活介護事業所へ通所しています。
 日々の実践において、職員との相互交流の経験を保障し、要求や思いの表出が豊かになるよう、努めています。そうした中で、Aさんがどのようにして持っている力を開花させようとしているのか、支援経過を整理し検討します。
第六分科会
株式会社東日本環境アクセス 弘済学園事業所
「継続的に雇用するための連携 ~『福祉的就労』という支援形態のあり方~」
 知的障害のある方を継続的に雇用するためには、企業の視点のみではなく、福祉的視点を併せ持つことが、長期的な雇用につながると考えます。当事業所は、社員21名中13名が知的障害のある方で構成されています。これまでに、地元の養護学校高等部を卒業された方4名を採用してきました。採用後、すぐに仕事(清掃業務)が一人前にできるわけではなく、数年をかけて心身共に成長し、業務遂行レベルも上がります。これは、企業・事業所だけの努力だけでなせるものではなく、家庭や諸機関との連携が欠かせません。これらのアプローチは成功も失敗もあり、伸展したり停滞したりと紆余曲折がありながらも、少しずつ前進していきます。本分科会では、実践経過と今後の課題について整理・報告し、共有・検討する機会とします。
※株式会社東日本環境アクセスは、1963年の創立から現在に至るまで、時代とともに変化するさまざまなニーズに合わせ、サービスの幅を大きく広げ、その業務内容は駅や列車、駅ビル、ホテル、マンション、病院などの清掃・環境整備、設備管理、警備保安業務、廃棄物の収集運搬、リサイクル、駅構内のコインロッカーや自動販売機の管理業務まで、多岐に渡っています。
 弘済学園事業所は、弘済学園の清掃・洗濯業務を担い、かつ多数の卒園生を雇用しています。
第七分科会
社会福祉法人悠々倶楽部 ライフステージ・悠トピア
「壮年期から中年期への適切な支援のあり方を検討する~最重度で身体障害を重複するAさんへの支援経過の整理~」
 ライフステージ・悠トピアは、開設14年目を迎えました。開設時、青年期にあった利用者の方々は皆さん壮年期に入り、加齢に伴い身体面、状態面にさまざまな変化が見られる方も増えてきました。
 今回報告するAさんも、加齢とともにてんかん発作の現れ方に変化が見られ、また、歩行や食事など日常生活全般にわたり、これまでになく機能低下が顕著に見られるようになりました。このようなAさんへの支援経過を整理することで、施設の今後の課題となる「利用者さんの高齢化」に対する適切な支援のあり方を検討します。 ※社会福祉法人悠々倶楽部 ライフステージ・悠トピアは、2003年に弘済学園の敷地内に開設された知的障害者支援施設(施設入所支援・生活介護)で、障害者サービス事業「通所センター」(生活介護)を併設しています。
第八分科会
社会福祉法人かしの木会 くず葉学園
「相談支援から広がる生活の豊かさ~相談支援3年目の経過『私はこう生きたい』に添っていくために~」
 くず葉学園が、相談支援を事業として開始したのは、平成26年4月です。現在まで当園に直接関係している利用者、他外部の方135名の相談支援を実施しています。
 相談支援は新規の事業であり、サービス等利用計画の浸透が遅々として進まず、厚生労働省から平成26年度内にすべての障害者に計画を作成することの通達が出され、秦野市はなんとか期日までに100%達成しました。
 相談支援とは、障害のある各人が、現在あるいは将来に向けてどのような意向を持っているかを丁寧に受け止め、実現に向け必要な手続きや各事業所との連携を図ることが主たる機能です。
 本人の意思を尊重し、主体的でその人らしい人生を歩んでいくためには、本人を中心とした家族・地域・関係機関との連携は欠かせません。それは相談支援が拠りどころとなる所以と言えます。ここでは、相談支援を受けることで「サービスがつながり、居場所を得て自信を取り戻した事例」、および「行動障害の強い利用者に対し、強みの再確認とそこから引き出す今後の支援のあり方の事例」を取り上げます。これらの事例をもとに、相談支援の観点から「インテーク」「プランニング」「モニタリング」の経過を紹介し、相談支援から広がる生活の豊かさについて議論を深めたいと思います。
※社会福祉法人かしの木会 くず葉学園は、1984年に秦野市菩提に開設された知的障害者支援施設(施設入所支援・生活介護)で、障害者サービス事業「くず葉学園通所事業所」(生活介護・就労継続支援B型)を併設しています。
第九分科会
「研修方法の一提案 ~インシデント・プロセス法による公開事例検討会~」
 (検討会参加者:先着20名/傍聴者:先着20名)
 インシデント・プロセス法は、発表者の短い抽象的な出来事(事例)をもとにして、参加者が質問によって概要を明らかにし、原因と対策を考えていくものです。本分科会では、インシデント・プロセス法を用いて、参加型の公開事例検討会を行います。傍聴のみのご希望も承りますので、お申し込み時にご選択ください。
 なお、事例は、軽度知的障害と自閉傾向を併せ持つ高等部年齢の女子で、対人関係にむずかしさを見せるケースを取り上げます。事例提供は、社会福祉法人くるみ会 くるみ学園様に担当していただき、進行は弘済学園が担当します。
※社会福祉法人くるみ会は、1966(昭和41)年に設立されました。翌1967(昭和42)年4月に、知的障碍児施設 くるみ学園が、横浜市旭区金が谷の地に開設されました。
 現在では、知的障碍児の他にも、障碍者支援に取り組む「くるみ学園(成人)」「ホルツハウゼ」の二つの入所支援施設、地域で暮らす方々の通う場としての「ひかりの園」「くるみの木」「くるみの森」、知的障碍と視覚障碍の方々も通う「横浜光センター」、グループホーム「くるみホーム」等の場に、こどもから大人まで200名を越える障碍がある方々が、暮らしの場として、あるいは日中活動の場として日々利用しています。2009(平成21)年からは、児童養護施設の運営を開始しています。

(4)懇親会 16:30~18:30 (予定)


当日のスケジュール

8:30~ 受付開始 於:弘済学園管理棟玄関前
9:00~9:15 開会 主催者挨拶
9:15~11:30

療育支援公開

11:30~13:00

休憩
昼食支援場面のご案内(11:50~12:10)

※希望される方は、当日、休憩会場である体育館にてアナウンスしますのでお申し出ください。
13:00~16:00 分科会
16:30~18:30 懇親会(任意申込) ※無料
7. 参加費
(税込)

(1)参加費(一般):5.000円(資料代含む)
   参加費(学生):無料
(2)昼食弁当代【任意申込】:1.000円
   (会場周辺にはコンビニエンスストアや食堂がありませんので、
   事前のお申し込みをお勧めいたします。)
(3)懇親会【任意申込】:無料

※学生の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。一人でも多くのご参加をお待ちしております。
※情報交換・意見交換の場として懇親会を開催します。
 参加費は無料といたしますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
8. 交通案内 周辺地図については弘済学園ホームページ、またはこちらのGoogleマップをごらんください。
■交通機関利用の場合(簡略図)
交通機関利用の場合(簡略図)

小田急小田原線:新宿駅から急行小田原行き乗車で約70分
小田原駅から急行新宿行き乗車で約30分
東海大学前駅下車。

  • 当日は、開始前(8:30~9:00)とセミナー終了後(16:00~)、および、懇親会終了後(18:30~)に、東海大学前駅北口ロータリー~弘済学園間で、送迎バスを往復運行いたします。
  • 東海大学前駅南口、隣駅の秦野駅(小田原寄り)、鶴巻温泉駅(新宿寄り)よりタクシーがあります。
  • 自家用車でご来場の方には、駐車場をご用意いたします。(事前予約不要)
9.宿泊案内 (料金はすべて税込表示)

 宿泊予約は、参加者個人で直接各ホテルへお問い合わせください。
 なお、別表中の(2)および(3)の契約ホテルにおいて宿泊予約時に「弘済学園のセミナー参加」とお申し出いただければ、記載の割引料金でご利用いただけます。

(1)
ホテル万葉倶楽部
(2)
グランドホテル神奈中秦野
(3)
伊勢原グリーンパレスホテル
宿泊
(素泊まり)
シングル ¥8,381
(朝食込)
¥7,650 ¥5,184
ツイン ¥15,034
(朝食込)
¥13,950 ¥9,720
朝食代金(別途) - ¥950 ¥900
ホテルへのアクセス 小田急線秦野駅南口より無料シャトルバス 小田急線秦野駅より徒歩1分 小田急線伊勢原駅より徒歩2分
弘済学園へのアクセス 秦野駅より小田急線もしくはタクシー 秦野駅より小田急線もしくはタクシー 伊勢原駅より小田急線もしくはタクシー
連絡先 0463-85-4126 0463-83-5555 0463-91-6988
※(1)ホテル万葉倶楽部については割引がございませんのでご了承ください。
10. お申し込み方法

受付は終了いたしました。

療育セミナーに参加されるにあたって

 療育セミナーに参加されるにあたってのご案内です。参加される方は、必ずお読み下さい。

療育・支援公開・見学案内(9:15~11:30)について

 注:見学の際、屋内と屋外への移動が多いため、脱ぎ履きしやすい靴で参加いただきますよう、お願い申し上げます。

写真・ビデオ撮影について 【要事前申込】

 当日、療育・支援公開の場面撮影を希望される方は、申し込み書の所定欄にチェックをお願いします。なお、撮影した写真の乱用を防ぐため、許可を受けていない方の撮影はお断りさせていただきます。

お申し込み・お問い合わせ先

公益財団法人鉄道弘済会 総合福祉センター「弘済学園」
第28回こうさい療育セミナー係 (担当:大永・石井)

257-0006 神奈川県秦野市北矢名 1195-3 0463-77-3222 0463-77-3225 ryoikuseminar@kousaikai.or.jp

※内容の詳細は、下記ホームページをご覧下さい。
鉄道弘済会 http://www.kousaikai.or.jp/
弘済学園  http://www.kousaikai.or.jp/school/