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こうさい療育・支援セミナー

2024年度 第34回こうさい療育・支援セミナー
 

 「第34回こうさい療育・支援セミナー」は、総合テーマ「力を引き出す日中活動」のもと、Zoomウェビナーを使用したオンラインセミナーを開催いたします。
 講演内容の詳細は、下記のとおりです。ぜひともご参加くださいますようお願い申し上げます。(ページ下部、「申込方法」よりお申し込みください)
開 催 目 的  本セミナーは、弘済学園開設35周年を記念し、その開催を始め、今回で第34回目を迎えます。これまで多岐にわたる実践的テーマを軸に、参加者と各々の立場からの実践と知見とを分かち合う場として、回を重ねてまいりました。各領域・各分野で期待される将来展望を切り拓く一助になることを願い、本セミナーを開催いたします。
テーマと趣旨  弘済学園の療育・支援の最終ゴールは、「能力内自立」と「円満な人格の形成」です。
 「能力内自立」とは、「知的障害や発達障害のある方々が、持っている能力を最大限に発揮して、その人らしく、いきいきとのびのびと育つこと、生きること、豊かな人生を歩むこと」を指します。
 そのゴールに向かって、当園では「ご本人ファースト」をモットーとし、さまざまな配慮や工夫を散りばめた療育・支援を展開しています。
 今回のセミナーでは、「日中活動」に焦点を当てて、「能力内自立」の実現に向けて取り組んでいる実践を報告します。「自分でわかって動ける姿」「自発的に行動できる姿」を引き出し、仲間とともに「できる喜び」や達成感を得ながら、情緒の安定と自信を獲得していくプロセスなどをご紹介し、そのために必要な療育・支援のエッセンスを、ご参加の皆さまと共有できればと思います。
 なお、本セミナーの大きな特色のひとつは、実際の支援現場を参観していただく「療育支援公開」にありました。しかし、現状では対面・集合形式の参観はむずかしいと考えています。今回も日常の支援場面を撮影した動画を含めた紹介で、当園の概要を説明させていただきますこと、ご了承ください。
期   日 2025年2月28日(金)
定   員 600名(定員になり次第締切)
申 込 締 切 2025年2月21日(金)
時   間 10:00~16:00
受 講 料 無料
開 催 方 法 Zoomウェビナーを使用したオンライン配信
開催後に当日参加が困難な方に向けたオンデマンド配信を予定しています。
主   催 公益財団法人鉄道弘済会

 

プログラム
受付時間9:40~10:00。10:00より開会。12:00~13:00は昼休憩となっております。

総合テーマ 「力を引き出す日中活動」
【施設概要説明】
10:10~11:00

「療育・支援の紹介 ~人生を豊かにするための療育・支援~ 」

○説明者:

総合福祉センター「弘済学園」

福祉研究員  大倉由寛

 弘済学園では、ご本人への療育・支援とともに、ご家族への支援も大切にしています。ご本人の成長と支える側の環境の整えは、地域社会で息苦しさを感じていたご本人にとって、再び社会参加を図るきっかけとなります。当園の療育・支援の仕組みをご紹介し、そのエッセンスを皆さまと共有できればと思います。

【基調講演】
11:00~12:00

「理念の継承とこれからの課題」

○講演者:

総合福祉センター「弘済学園」

副園長  池田光伸

 近江学園、糸賀一雄先生の協力により昭和28年に開設した弘済学園は今年、創立72年を迎えます。
 その黎明期に中村健二元園長を中心に作り上げた弘済学園の「理念」を、一貫して継承してきました。この弘済学園の「あゆみ」を冒頭でご紹介します。その後に、この「あゆみ」に続く、今、そしてこれからの課題をまとめてみたいと思います。特に現在利用されている多くの重度・最重度の方の課題や、今回のセミナーのテーマである「力を引き出す日中活動」についても触れたいと思います。

【昼休憩】12:0013:00

実践報告①
13:00~13:50

「日中活動で得た安心感や楽しさをその先の自信につなぐ」

○報告者:

総合福祉センター「弘済学園」 療育支援課

  係長  瀬古真紀

福祉指導員  味埜美穂

 3歳で当園に入所することになった、重度知的障害と自閉スペクトラム症のあるAさん。入所前、ご家庭では一日中動きまわり、毎日、理由のわからない泣きや自傷が2時間ほど見られていました。睡眠は、4時間眠り3時間起きて、疲れたらまた眠るといった繰り返しでした。ご家族は、この状況に苦慮されていました。
 当園に入所されたAさんが、毎日の日中活動に参加し、職員とのかかわりやプログラムを通して、安心感や楽しさを得て、心身ともに変化、成長を見せている2年半の経過を報告します。さらに、この事例を通して、どのように子どもたちの「できた!」「やりたい!」を広げていくべきか、考えます。

実践報告②
14:00~14:50

「児童期における運動プログラムの意義」

○報告者:

総合福祉センター「弘済学園」 療育支援課

係長  仙波武史

福祉指導員  宮村愛美
福祉指導員  申田真也

 弘済学園の日中活動では、全11クラスそれぞれが毎日30分、「体育」として運動プログラムを実施しています。運動プログラムは、体力や運動機能の向上とともに、自信や意欲、対人関係の育みを狙いとしています。利用者の障害特性は多様であり、また、運動が得意な方、苦手な方、動き方のイメージができる方、そうでない方などさまざまです。わかりやすいプログラムの構成と個々に応じたアプローチのあり方を踏まえ、将来、生きる力となる運動機能の獲得や維持、社会性の広がりなど、円満な人格形成につながるための「運動療育」の意義について検討します。

実践報告③
15:00~15:50

「青年期の日中活動を充実させるために
  ~就労継続支援B型事業所で導入した新たな取り組みの検証~ 」

○報告者:

総合福祉センター「弘済学園」 地域生活支援課

係長  河野興承

   

 弘済学園デイケアセンターは就労継続支援と生活介護の多機能型事業所で、青年期にある方々が多く利用しています。以前から園芸作業を提供してきましたが、利用者への工賃が上がらないことが課題でした。
 利用者の生活の質の向上に向けた新たな取り組みとして「ハーブプロジェクト」を立ち上げ、3年が経過しました。取り組みの経緯や、利用者の力を引き出しながら新作業種へ導入するための支援など、さまざまな角度から、これまでの実践を整理し、報告します。

 

開 催 要 項 こちら(PDF)より開催要項がダウンロードできます。
申 込 方 法 こちらよりお申込みください(ウェビナー登録ページへ移動します)。
※オンデマンド配信ご希望の方も、申し込みフォームよりお申し込みください。
注 意 事 項 ・受講に必要な機材(PC、スマートフォン、タブレット等)とインターネット環境をご用意ください。
 ※動画配信形式のため、多くの通信料がかかります(視聴に伴う通信料等は受講者負担になります)。
 ※通信環境によっては、動画の乱れが生じる場合があります。あらかじめご了承ください。
 ※インターネット接続に関する不具合、お問い合わせなどには対応できかねます。あらかじめご了承ください。
・本法人の許可なく、資料の一部およびすべてを複製、転載、または配布、印刷等し、第三者の利用に供することを禁止いたします。また、配信画面の録画、録音および撮影等は固くお断りいたします。
レジュメについて ・本セミナーで使用するレジュメデータは、事前に本法人ウェブページへアップいたします。
 ※レジュメデータのアップロードは2月中旬を予定しております。
個人情報について 受講のお申し込みに際してお預かりする個人情報は、次回以降のセミナー開催案内など、本セミナーに関する内容のみに使用いたします。
お問い合わせ先

公益財団法人鉄道弘済会 社会福祉第二部
「こうさい療育・支援セミナー」担当
TEL:03-6261-3199
E-mail:ryoikuseminar@kousaikai.or.jp