行事・イベントのご案内 ~各福祉事業で培った経験・知識・技能の提供のために~

社会福祉セミナー

2014年4月

第51回社会福祉セミナー
「変容する家族と社会福祉-支援戦略のパラダイム転換-」

終了しました。
次回「第52回 社会福祉セミナー」の開催内容は2015年4月頃にお知らせ致します。

 公益財団法人鉄道弘済会では、社会福祉事業の一環として、1965年より毎年夏季に「社会福祉セミナー」を開催しております。
 「第51回社会福祉セミナー」は、総テーマ「変容する家族と社会福祉-支援戦略のパラダイム転換-」のもと、2014年7月24日(木)・25日(金)の2日間、有楽町朝日ホールにて開催いたします。
 1日目は、「変容する家族と社会福祉-ソーシャルサポート理論による支援戦略のパラダイム転換-」と題した渡部律子氏(日本女子大学教授)の基調講演とシンポジウム、2日目は、3つの課題別選択講座と香山リカ氏(精神科医・立教大学教授)による「トラウマの温床としての家族-どう支え、どう変えるのか-」と題した記念講演を行います。
 開催内容の詳細は、下記のとおりです。
 ぜひともご参加くださいますようご案内申し上げます。

【本件に関するお問い合せ先】
公益財団法人鉄道弘済会
社会福祉第一部「社会福祉セミナー」係
TEL 03-5276-0325
FAX 03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp

 

開催のねらい  超高齢・少子社会の中にあるわが国では、生活の拠点となる家庭やその構成員としての家族の「形」が大きく変容することとなった。特に、家族について言えば、その「形」が三世代家族から核家族へ移行したとされて久しい。しかし、ここにきて、統計的に見る限り核家族の典型とされる「夫婦と未婚の子からなる世帯」は減少し、代わって「夫婦のみ世帯」「母子世帯」や未婚の中壮年や配偶者に先立たれた高齢者などによる「単独世帯」が急増する傾向にある。新たな家族の「形」は、この時代に生きる人びとの自由なライフスタイルから創出されたものとも解することができよう。家族の変容は時代の流れの産物でもあろうか。
 その一方で、子育てや介護に代表される家族機能の脆弱化が一段と深刻な社会問題として浮上している。家族が内包する伝統的な役割期待は生活意識の中で引き継がれ、今なお「家族は福祉の含み資産」とされた認識が払拭されていない問題もある。また、「男女共同参画社会」の実現もスローガンの域から脱しないままにある。
 このような現実は、社会福祉が家族と向き合う新たな視座の共有を求めている。運用方法の法的制約を受けざるをえない制度としての社会福祉は、個々の家族が抱える個別的事情に応じた向き合いも容易にならない。平準化しては語れない家族の様相や、その家族と個人との間の快適な距離をとらえ直しつつ、多様化する家族との支援関係を再構築する必要に迫られていると言えよう。
 そこで、本セミナーでは、従来型の制度や思考の枠組みにとらわれない視座から、変容する家族が内包する課題を発見し、その現実に気づき、アウトリーチしていく方策・戦略を考えてみたい。そして、このことは、社会福祉としての政策と実践の根源的なあり方の見直しを図る必要性を「共有」しながら外在化しにくい家族問題を検証し、家族支援のパラダイム転換の可能性を展望することになろう。
期 日 2014年7月24日(木)・25日(金)
定 員 600名(定員になり次第締切)
時 間 2014年7月24日(木)13:00~17:30
2014年7月25日(金)9:30~15:00
受講料 5,000円(2日間、学生割引あり)
会 場 有楽町朝日ホール(東京都千代田区、有楽町マリオン11階)
交 通 JR(山手線・京浜東北線)有楽町駅 中央口または銀座口
東京メトロ(丸ノ内線・銀座線・日比谷線)銀座駅 C4出口
東京メトロ(有楽町線)有楽町駅 D7出口
いずれも徒歩1~2分。有楽町マリオン映画館チケット売り場横のエレベーターで11階までお越しください。
主 催 公益財団法人鉄道弘済会
後 援 社会福祉法人全国社会福祉協議会
各講師の紹介はこちらへ
1日目 7月24日(木)

受付時間12:15~13:00、13:00より開会。14:15~14:30は休憩時間となっております。

総合テーマ 変容する家族と社会福祉-支援戦略のパラダイム転換-
【基調講演】
7月24日(木)
13:15~14:15
変容する家族と社会福祉-ソーシャルサポート理論による支援戦略のパラダイム転換-

日本女子大学教授 渡部 律子

【シンポジウム】
7月24日(木)
14:30~17:30
社会福祉と家族支援-新たな視座の共有を求めて-

 超高齢・少子社会の中にあるわが国では、家族の「形」が大きく変容したと言われている。それに伴い、従来家族が果たしてきた子育て・介護などの機能が外部化し、家族機能は縮小することとなった。また、家族内においても構成員のライフスタイルの個人化が進むことで、伝統的な家族観も変容し、その家族と個人の間の快適な距離も多様化することと併せて、家族支援のイメージがますますとらえにくくなっている。
 そこで、本シンポジウムでは、新たな「形」に変容した家族のとらえ方と支援の方法について参加者とともに考えていく機会としたい。

○シンポジスト
首都大学東京教授 岡部 卓
明治学院大学教授 野沢 慎司
一粒会理事長 花崎みさを

コーディネーター:関西学院大学教授 芝野松次郎

2日目 7月25日(金)
【選択講座①】
7月25日(金)
9:30~12:30
家族支援における地域連携-官民協働の方略と意義-

 社会(地域)から排除された・孤立した家族が顕在化している中、社会福祉には、そのような家族が再び地域の一員として迎え入れられる支援が求められている。しかし、一度排除された・孤立した家族が地域に戻るには当事者自身の自律性の回復とともに、住民の意識も変えていかなければならない。それには、家族と地域をつなぐ中間的な役割を果たす機能の創出が必要となろう。
 そこで、本講座では、家族支援における新たな仕組みづくりの必要性について検討してみたい。そして、このような問題意識を共有しながら、行政と機関・施設が連携し、社会福祉による支援として一歩踏み出すためには何から着手すべきかを参加者とともに考えていく機会としたい。

○パネリスト
北里大学医学部診療講師 大石 智
児童養護施設日本水上学園園長 松橋 秀之
釧路社会的企業創造協議会副代表 櫛部 武俊

コーディネーター:明治学院大学教授 新保 美香

【選択講座②】
7月25日(金)
9:30~12:30
社会福祉専門職と家族支援ーアウトリーチの展開と人材養成ー

 表面化しにくい家族問題は、住民相互の連帯感が一段と希薄化したことと併せて、人びとの意識の中に根強く残る「家族の問題は家族で」という家族観の影響もあり、発見が遅れる傾向にある。その結果、社会福祉の支援が間に合わない・届かないこともある。早期に問題を把握し、積極的に支援する体制(アウトリーチ)の構築が求められている。
 そこで本講座では、これまでの支援の枠組み(待機型の社会福祉)を乗り越え、地域を巻き込みながら当事者も含んだ住民の意識変容を促し、家族を支援していくアウトリーチの展開について検討してみたい。また、そのような機能と役割を担う社会福祉専門職の人材養成を実態に即していかに自前で組織化するかについて参加者とともに考えていく機会としたい。

○パネリスト
中央共同募金会企画広報部長 高橋 良太
至誠ホームミンナ園長 旭 博之
地域子育て支援センター二葉地域活動ワーカー、ホームスタート・二葉オーガナイザー 大矢 裕子

コーディネーター:東北福祉大学准教授 志村 祐子

【選択講座③】
7月25日(金)
9:30~12:30
社会福祉施設における家族支援-本人主体の自立を支えるには-

 社会福祉施設では、利用者だけでなく家族の参加を促す形の支援が求められている。しかし一方で、利用者の中には家族との生活の中で葛藤を抱える人、家庭内暴力や虐待を受け家族から身を守るために施設を利用している人も少なくない。
 そこで本講座では、各社会福祉施設の実践から、それぞれが取り組む家族支援の形の相違を読み解きつつ、本人主体の自立を支えるための家族支援のあり方について参加者とともに考えていく機会としたい。

○パネリスト
児童養護施設山梨立正光生園施設長 山田 勝美
東京老人ホーム施設統括長 髙橋 睦
豊川市児童発達支援施設ひまわり園園長 荻野ます美

コーディネーター:東洋英和女学院大学教授 石渡 和実

【記念講演】
7月25日(金)
13:30~15:00
トラウマの温床としての家族-どう支え、どう変えるのか-

精神科医・立教大学教授 香山 リカ

開催要項 こちら(PDF)より開催要項がダウンロードできます。
学生の方はこちら(PDF)
申込方法 受付は終了いたしました。
注意事項 ・事情により講師等が変更となる場合があります。
・ご昼食、ご宿泊等の手配は行っておりません。
個人情報について 受講お申し込みに際してお預かりする個人情報は、受講証の発送、受講料の請求とご入金の確認、次回以降開催のご案内のみに使用いたします。
お申し込み・
お問い合わせ先
公益財団法人鉄道弘済会 社会福祉第一部「社会福祉セミナー」係
〒102-0083
東京都千代田区麹町5-1
TEL:03-5276-0325 FAX:03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp