行事・イベントのご案内 ~各福祉事業で培った経験・知識・技能の提供のために~

社会福祉セミナー

2012年4月

第49回社会福祉セミナー
「21世紀の貧困と社会福祉-社会的正義と公正の実現に向けて-」

終了しました。
次回「第50回 社会福祉セミナー」の開催内容は2013年4月頃にお知らせ致します。

 財団法人鉄道弘済会では、社会福祉事業の一環として、1965年より毎年夏季に「社会福祉セミナー」を開催しております。
 「第49回社会福祉セミナー」は、総テーマ「21世紀の貧困と社会福祉-社会的正義と公正の実現に向けて-」のもと、2012年7月26日(木)・27日(金)の2日間、有楽町朝日ホールにて開催いたします。
 1日目は、「21世紀の貧困と社会福祉-社会的正義と公正-」と題した古川孝順氏(西九州大学副学長・健康福祉学部教授)の基調講演とシンポジウム、2日目は、3つの課題別選択講座と浅野史郎氏(慶應義塾大学教授)による「運命を生きる-闘病が開けた人生の扉-」と題した記念講演を行います。
 開催内容の詳細は、下記のとおりです。
 ぜひともご参加くださいますようご案内申し上げます。

【本件に関するお問い合せ先】
財団法人鉄道弘済会
社会福祉部「社会福祉セミナー」係
TEL 03-5276-0325
FAX 03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp

 

開催のねらい  わが国では、人びとの暮らしの中で多様なタイプの「格差」が拡大していると言われ、社会福祉実践の基本理念とされている社会的正義や公正は、人と人とのつながりが希薄となった「無縁社会」「孤族」といった世相を映す言葉の前に無力化しているかのような様相が見受けられる。家族やコミュニティの機能の脆弱化と相まって、「格差」の具体的な事象とも言える孤独や孤立、排除が社会問題化する中で、追い打ちをかけるように東日本大震災が発生した。被災者の生活困難の度合いや苦しみは多大かつ深刻で、暮らしの復興・再建は困難を極めており、社会福祉は「きれいごと」とは違う説得力を持ち合わせているか否か、これまでにない厳しい眼差しが注がれている。人びとの暮らしの破壊が具体的に表出した21世紀の幕開け期において、あらためて社会福祉が果たす役割・機能が問われていると言えよう。
 本セミナーは、日本国憲法第25条が規定する生存権保障との関連から体系化されてきた最低生活保障のシステムが、21世紀という時代に生きる人びとの「生きづらさ」を支える上で、十全に機能していないとの指摘の意味を問い直すことを総合テーマに掲げて開催したい。ここで共有し、考え合いたい課題は、第1に、21世紀に新たに顕在化した貧困の構造特徴を解き明かすこと。第2には、これまで社会福祉の研究は貧困をどのように捉え、その成果をいかに実践に還元してきたのかを検証すること。第3には、社会福祉の研究と実践は貧困の解決にどのように貢献できるかについて議論を深めることである。
 これらの切り口は、社会福祉の領域の異同を超えて、人びとの安心・安全な暮らしを維持するためのセーフティネットを再考する視座の共有に繋がることになろう。社会的正義と公正の意味を問いつつ、その実現に向けて社会福祉をボトムアップの視点から構築することの意義と方略について考える機会としたい。
期 日 2012年7月26日(木)・27日(金)
定 員 600名(定員になり次第締切)
時 間 7月26日(木)13:00~17:30
7月27日(金)9:30~15:00
受講料 7,500円(2日間、学生割引あり)
会 場 有楽町朝日ホール(東京都千代田区、有楽町マリオン11階)
交 通 JR山手線・京浜東北線 有楽町駅 中央口または銀座口
東京メトロ(丸ノ内線・銀座線・日比谷線)銀座駅 C4出口
東京メトロ(有楽町線)有楽町駅 D7出口
いずれも徒歩1~2分。有楽町マリオン映画館チケット売り場横のエレベーターで11階までお越しください。
主 催 財団法人鉄道弘済会
協 賛 東日本旅客鉄道株式会社
各講師の紹介はこちらへ
1日目 7月26日(木)

受付時間12:15~13:00、13:00より開会。14:15~14:30は休憩時間となっております。

基調講演
(13:15~14:15)
『21世紀の貧困と社会福祉 -社会的正義と公正-』 (西九州大学副学長・健康福祉学部教授)古川孝順
シンポジウム
(14:30~17:30)
『21世紀の貧困と社会福祉 -排除から包摂へ-』

 わが国の相対的貧困率は上昇を続け、生活保護受給者も増加している。孤独や孤立、排除が社会問題になるなど、貧困問題に多くの関心が寄せられている。
 本シンポジウムでは、貧困問題の構造を明らかにするとともに、貧困の解決に向けて社会福祉はどのように貢献できるかについて考える。安心・安全な暮らしを維持するセーフティネットを構築し、すべての人びとが包摂される社会を実現するための社会福祉の役割・機能について議論を深めたい。

(北海道大学名誉教授、法政大学名誉教授)杉村宏
(DPI日本会議事務局長)尾上浩二
(厚生労働省社会・援護局総務課長)古都賢一
コーディネーター:(同志社大学教授)上野谷加代子

2日目 7月27日(金)
選択講座
(9:30~12:30)
選択講座(1)『最低生活保障と生活保護 -社会的正義と公正の実現に向けて-』

 生活保護受給者は増加し続け、貧困についていっそうの理解が求められている。また、家族や地域での居場所を失う人びとは後を絶たない。なぜ貧困や社会的排除は拡がり続けるのか。
 生活保護を必要とする人びとの増加に伴い、さまざまな生活課題を受け止める実践の現場には、大きな期待が寄せられている。日々のかかわりから生まれる課題や学びを共有し、実践につなげる、組織的な取り組みも進められている。本講座では、「最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長する」ことを目的とする生活保護制度を軸に、社会福祉が積み重ねてきた実践と研究をもとに、暮らしの再建を支える支援を参加者とともに考えたい。

(神奈川県立保健福祉大学講師)岩永理恵
(埼玉県福祉部社会福祉課保護担当主査)大山典宏
(婦人保護施設いずみ寮施設長)横田千代子
コーディネーター:(首都大学東京教授)岡部卓

選択講座(2)『高齢期の孤立と貧困 -社会的正義と公正の実現に向けて-』

 高齢者を取り巻く生活課題を社会全体で支えるために、制度やサービスの整備が進められてきた。一方で、高齢者の暮らしに目を向けると、介護を苦にした家族の自殺や殺人事件、餓死問題、孤独死などに代表されるように、高齢者の尊厳がまもられているとは言い難い状況が散見される。高齢期における孤立と貧困が深刻・顕在化している中で、「高齢者の声」を尊重し、問題解決につなげていくことが大きな課題となっている。
 本講座では、高齢者の生活実態から「高齢期の孤立と貧困」の構造を明らかにする。高齢者の権利擁護の意義を問い直しつつ、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるために社会福祉が果たす役割を考えたい。

(岩手県立大学専任講師)菅野道生
(広島国際大学講師)八木裕子
(横浜市社会福祉協議会障害者支援センター支援課長)川向雅弘
コーディネーター:(日本社会事業大学教授)髙橋流里子

選択講座(3)『子どもの貧困と就学支援 -社会的正義と公正の実現に向けて-』

 子どもの貧困への関心が高まっており、様々なアプローチから、子どもの貧困の把握や解決に向けての取り組みがなされてきている。
 本講座では、子どもの貧困について、社会福祉の具体的な制度や実践に加え、学校教育の視点からも検証を行う。子どもの貧困について、社会福祉と学校教育とが連携・協働していく必要性は認識されながらも、なぜ必要であるのかについては、実践面においても理念においても十分に議論が尽くされてはいない。
 子ども時代からの不平等や貧困の連鎖を断ち切り、すべての子どもたちが夢と希望をもてる社会の実現に向けた社会福祉の役割を考えたい。

■選択講座(3)は定員に達しました。他の講座をご選択下さい。

(明治学院大学教授、救世軍機恵子寮・世光寮統括施設長)北川清一
(自立援助ホームあすなろ荘ホーム長)恒松大輔
(東洋大学教授)藤本典裕
コーディネーター:(法政大学教授)岩田美香

記念講演
(13:30~15:00)
『運命を生きる -闘病が開けた人生の扉-』

(慶應義塾大学教授)浅野史郎

開催要項 こちら(PDF)より開催要項がダウンロードできます。
申込方法

受付は終了致しました。

注意事項 ・事情により講師等が変更となる場合があります。
・ご昼食、ご宿泊等の手配は行っておりません。
個人情報について 受講お申し込みに際してお預かりする個人情報は、受講証の発送、受講料の請求とご入金の確認、次回以降開催のご案内のみに使用いたします。
お申し込み・
お問い合わせ先
財団法人鉄道弘済会 社会福祉部「社会福祉セミナー」係
〒102-0083
東京都千代田区麹町5-1
TEL:03-5276-0325 FAX:03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp