2011年4月

第48回社会福祉セミナー
~暮らしの中の暴力・虐待への対応と新たな社会福祉像を求めて~

 財団法人鉄道弘済会では、社会福祉事業の一環として、1965年より毎年夏季に「社会福祉セミナー」を開催しております。
「第48回社会福祉セミナー」は、総テーマ「暮らしの中の暴力・虐待への対応と新たな社会福祉像を求めて」のもと、2011年7月28日(木)・29日(金)の2日間、有楽町朝日ホールにて開催いたします。
 「21世紀を愛と希望と平和の時代に-新たな社会福祉像を求めて-」と題した阿部志郎氏(社会福祉法人横須賀基督教社会館会長、神奈川県立保健福祉大学名誉学長)の基調講演、シンポジウム、3つの課題別選択講座のほか、記念講演では「もしドラ」の著者、岩崎夏海氏が「なぜ今ドラッカーが求められるのか」と題して福祉マネジメントについて語ります。
 開催内容の詳細は、下記のとおりです。
 ぜひともご参加くださいますようご案内申し上げます。

【本件に関するお問い合せ先】
財団法人鉄道弘済会
社会福祉部「社会福祉セミナー」係
TEL 03-5276-0325
FAX 03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp
※過去の開催内容はこちらをご覧ください。[2008年開催内容] [2009年開催内容] [2010年開催内容]


第48回 社会福祉セミナー

暮らしの中の暴力・虐待への対応と新たな社会福祉像を求めて


■開催のねらい  2000年以降、蔓延する暴力・虐待の防止や被害者の権利擁護を目的として、児童虐待防止法、DV防止法、高齢者虐待防止法が相次いで制定された。しかし、虐待で命を落とす子どもは後を絶たず、DV被害の増加もとどまることを知らず、高齢者への虐待件数は過去最高を更新している現状にある。また、障がい者の地域生活移行が推進される中、家族介護の狭間における暴力問題も顕在化してきている。このような実態は、身近な生活の中で起きている暴力・虐待の問題がさらに深刻化していることを物語っていると言えよう。また、超高齢化・少子化に伴う人口減少や、経済不況による格差社会の進行などが将来の不確実さに対する意識をふくらませ、人間関係の希薄化なども相まって「生きづらさ」を感じている人びとが少なくない。
 このような状況を受け、多様な制度や政策が構築されているものの、実態は、制度間の連携に欠けるためか、改善に向けた確かな歩みとはなっていない。何かが欠けている証左であろうか。
 そこで、本セミナーでは、家庭や社会福祉施設における暴力・虐待を中心に、その実態や構造、現代的課題を明らかにしつつ、暴力・虐待を容認しない社会の実現に向けて社会福祉が担うべき機能・役割について考えてみたい。制度や政策を立案し、遂行する際にもつべき「視点」、現場で実践を推し進める際の底流にあるべき「視点」とは何か。相互に尊重し合い、支え合う社会を目指して、すべての人びとに幸せや心の豊かさをもたらすことのできる新たな社会福祉の制度と実践の像を描きつつ、その「視点」を共有する協働作業のあり方を参加者とともに展望したい。

■期 日 2011年7月28日(木)・29日(金) ■定 員 600名(定員になり次第締切)
■時 間 28日 13時~17時30分
29日 9時30分~15時
■受講料 7,500円(2日間、学生割引あり)
■会 場 有楽町朝日ホール(東京都千代田区、有楽町マリオン11階)
■交 通 JR有楽町駅 中央口または銀座口
東京メトロ(丸の内線・銀座線・日比谷線)銀座駅 C-4出口
東京メトロ(有楽町線)有楽町駅 D7出口
いずれも徒歩1~2分。有楽町マリオン映画館チケット売り場横のエレベーターで11階までお越しください。
■主 催 財団法人鉄道弘済会 ■協 賛 東日本旅客鉄道株式会社

各講師の紹介はこちらへ
(敬称略)
1日目
7月28日(木)
受付時間12:15~13:00、13:00より開会。
14:15~14:30は休憩時間となっております。
基調講演 (13:15~14:15)

21世紀を愛と希望と平和の時代に -新たな社会福祉像を求めて-
社会福祉法人横須賀基督教社会館会長、神奈川県立保健福祉大学名誉学長 阿部 志郎
 
シンポジウム (14:30~17:30)

暴力・虐待をめぐる現代的課題と社会福祉 -人の命と尊厳を守るために-
 超高齢化・少子化に伴う人口減少時代に突入した現代社会。それは経済不況による格差社会の進行等を背景に貧困が社会問題となるなど、安心・安全を実感することが難しい時代と言われる。また、生き方や価値観が多様化し、人と人とのつながりが薄れた「無縁社会」でもあると言われる中、身近な生活の中で起きている暴力・虐待の問題は深刻化の一途にある。
 本シンポジウムでは、暮らしの中の暴力・虐待の実態や構造、現代的課題を明らかにしつつ、暴力・虐待を容認しない社会の実現に向けて、人間の尊厳を基盤とする社会福祉が担うべき機能・役割について参加者とともに考えたい。
山梨県立大学人間福祉学部教授 西澤  哲
有限会社たむらソーシャルネット・社会福祉士 田村 満子
厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課児童福祉専門官 森泉摩州子
コーディネーター:明治学院大学副学長・社会学部教授 松原 康雄
2日目
7月29日(金)
受付時間9:00~9:30。
12:30~13:30は昼食時間となっております。
選択講座 (9:30~12:30)
選択講座(1)
 高齢者虐待の現状・背景と課題への向き合い方
 -高齢者の尊厳を守るために-
 高齢者虐待防止法が施行されて5年が経過したが、高齢者への虐待件数は増加の一途をたどっており、中には家族による介護殺人事件まで発生するなど、高齢者が尊厳ある暮らしを保持できない事態が顕在化している。また、在宅での介護者に目を向けると、3人に1人が男性介護者という現状があり、一人で介護の負担を抱え込み、孤立してしまうケースが増えている。一方、施設内における暴力・虐待も後を絶たず、防止のための仕組みづくりが重要な課題となっている。
 本講座では、家庭や施設における高齢者虐待の現状・背景と課題を明らかにするとともに、それらの課題に対して社会福祉はどのように向き合えばよいのかを、参加者とともに考えたい。
お年寄り地域福祉支援センターとびうめ・センター長 中  恵美
社会福祉法人阪神共同福祉会理事長 中村 大蔵
豊中市老人介護者(家族)の会副会長 西野 玲子
コーディネーター:日本女子大学人間社会学部教授 渡部 律子

選択講座(2)
 児童虐待防止のための方略を考える
 -すべての子どもたちに健やかな「育ち」と「幸せ」を-
 親などからの虐待で命を落とす子どもは後を絶たない。また、行き場のない子どもにとって最後の砦である児童福祉施設における職員の不適切なかかわりや子ども間の加害・被害も顕在化してきている。法律や制度があっても改善されないのはなぜか。子どもへの暴力・虐待を防止するにはどうすればよいのか。
 本講座では、社会福祉施設・行政などのサービスの利用者支援に関わる実践者とともに、あらためて子どもにかかわる暴力・虐待の現状や背景を確認し、すべての子どもたちに健やかな「育ち」と「幸せ」を保障できる社会を実現するために、社会福祉に求められる役割や機能、また、「できること」について考えたい。
社会福祉法人子どもの虐待防止センター理事・相談員 広岡 智子
鈴木牧子法律事務所弁護士 中溝 明子
日本社会福祉士会理事、元・越谷児童相談所担当課長、知的障害者支援施設すわ緑風園施設長 愛沢 隆一
コーディネーター:日本社会事業大学専門職大学院准教授 宮島  清

選択講座(3)
 権利擁護の視点から障がい者の虐待を考える
 -地域生活実現に向けた実践と課題-
 障害者権利条約の批准を踏まえた障がい者施策の展開に期待が寄せられている。その一方で、家庭や社会福祉施設などにおける障がい者への暴力・虐待問題は後を絶たず、当たり前の権利としての地域生活の実現にとって壁となっている。身近な生活の中で障がい者への暴力・虐待問題が起きるのはなぜか。暴力・虐待のない社会を実現するために必要なことは何か。
 本講座では、権利擁護の視点から障がい者への暴力・虐待の現状や背景、課題を明らかにしつつ、障がい者一人ひとりが尊重された地域生活の実現に向けて、社会福祉実践が果たすべき役割について参加者とともに考えたい。
「ステージ」編集委員 奈良﨑真弓
社会福祉法人みぬま福祉会川口太陽の家所長 松本  哲
南魚沼法律事務所弁護士 黒岩 海映
コーディネーター:埼玉県立大学保健医療福祉学部教授 朝日 雅也
記念講演 (13:30~15:00)

なぜ今ドラッカーが求められるのか

もしドラの著者が語る福祉マネジメント!
作家 岩崎 夏海

■受付は終了いたしました。

■事情により講師等が変更となる場合があります。
■ご昼食、ご宿泊等の手配は行っておりません。
■個人情報について 受講お申し込みに際してお預かりする個人情報は、受講証の発送、受講料の請求とご入金の確認、次回以降開催のご案内のみに使用いたします。
■お申込み・お問い合わせ先
財団法人鉄道弘済会 社会福祉部「社会福祉セミナー」係
郵便番号102-0083
東京都千代田区麹町5-1
TEL:03-5276-0325 FAX:03-5276-3606
E-mail fukushikenkyuu@kousaikai.or.jp